Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

X-A7 FR-155A 修理



知り合いが、数年前に粗大ゴミとして
処分しようとしていたコンポ。


捨てる理由はCDトレイの調子が悪いので、
新しいのを買ったとのこと。


もったいないお化けが出るので、
丁重にお礼を言って貰って来た。


確かにトレイが出るときと
出ないときがあった。


最近になって使ってみたら、
全く出る気配がなくなっていたので、
北斗の拳みたいに百烈拳で
ボタンを連打したが反応しなかった。





カバーを開けてみる。


けっこうぎっしり詰まっていて、
CDのユニットが一番下に有り、
分解するのが大変そうに見えた。





底面を見るとカバーで塞いである。





外してみるとこんな感じ。





イジェクトボタンを押すと、
緑色の基盤が下がろうとして
何かに引っかかっているように見えたので、
下に引っ張ったら、トレイが出てきた。


おそらく、上下に動かすモーターの
輪ゴムが劣化して滑っているのだろうと思った。


普通だと、専用の輪ゴムを買って
交換するのだろうが、
ただで貰った物にお金を掛けるのは面白くない。






出ないときに基板を引っ張れるように
すれば直ると思って紐を探したが、
なかったので結束バンドを使うことにした。





基板に巻き付けた。





カバーの穴を通して外に出した。



ボタンを押して出ないときは、
この輪っかをちょっと引っ張ると
出てくるようになった。



名付けて「困ったときの結束バンド作戦」





内部を簡単に掃除して、
上部のカバーを付けて完成。



貧乏性がなせる技だと思った。



CDを聴いてみた感想。


コストダウンされた後継機より、
明らかに解像度が高く、
情報量が多いと感じた。


内部の造りもしっかりしていて、
コスト優先の家電品的な造り方ではなく、
オーディオとしての造り方のようだった。


オンキョーの音は、好みが分かれることがあるが、
私は元気な味付けの音が気に入っている。


何よりも、廃品を復活させることに
喜びを感じる。


これが修理と言えるのか分からないが、
使えればOKと考えれば合格だろう。


いろんな見方や考え方をすると、
激安(4円)で修理出来た。


500円貯金が貯まったら、
ちゃんと分解して輪ゴム(200円ぐらい)を
交換しようと思った。