D-77MRXのネットワーク
叔父のD-77MRXのネットワーク。
左からウーファー、スコーカー、ツイーターの順。
長年使わなかったら、もこもこした音に
なっていたので、修理を頼まれた。
スピーカーをみたところ異常なしだった。
ネットワークかなと思って取り外し、
コンデンサーの容量を調べたら問題なし。
ハンダの浮きもなかったので、正常だと判断。
対策に行き詰まったので、メーカーに
問い合わせたところ、音の感じから、
スコーカーのエッジが硬化している
可能性が高いとの回答だった。
送料や技術料を入れると、それなりの
費用がかかるとのこと。
お金は掛けたくないので、原始的な
修理をしてみることにした。
手動でスコーカーの前後運動をして、
乾電池を繋いで、+-を反転させながら
同じ運動をした。
人間のリハビリみたいだと思った。
ネットワークに使用されているケーブルは、OFCの
太めの物だったので、そのまま復旧した。
少し柔らかくなったかなーと思ったところで、
ホワイトノイズとピンクノイズでエージング。
その後、20Hz付近以上の重低音が
入ったCDで仕上げのエージング。
これが近所迷惑。。。
普通の歌謡曲を聴いたところ、
同じスピーカーとは思えないくらいに激変した。
ツイーターは振幅の幅が少ないのと、
過大入力に弱いのでエージング以外は除外。
スコーカーの受け持ち範囲の変化で、
ものすごく音が変わるのが分かった。
それまでは、スコーカーはツイーターと
ウーファーのつなぎなので、どうでもいいと思っていた。
おそらく、買ったときと同じレベルぐらいまで
復活したと思っている。
エッジを張り替えたD-77XDを持ってるので、
切り替えながら聴いてみた。
XDの方が全体に柔らかい印象。
低音は、XDの方が気持ちいい。
MRXが元気のある音に聞こえる。
どっちも同じレベルのスピーカーなので、
甲乙付けがたい。
他にも小型スピーカーを持っているが、
このクラスの音は出せないと思う。
逆にこれ以上の音は、投資しただけの
変化が少ない。
アンプの電源コードやスピーカーケーブル、
信号ケーブルなど、とんでもなく高額な物もあるが、
私が使ってるのは基本的に安物。
但し、2本を1本にまとめるなど、容量を増やして
抵抗を減らすように改造している。
アンプの電源は、1:1の絶縁トランスを入れて
ノイズを減らし、1.6のIVケーブルを使っている。
一番効果が感じられるのは、スピーカーケーブル。
モンスターケーブルをダブルで使うといいと思う。
ハイファイを望まなければカナレが癖がない。
トラブルがなかったら、ほとんど飾り物になっている。
毎日使うのは、小さいレシーバーとBOSEのみ。
近所迷惑を考えず、大音量で聴けるような山の中に
丸太小屋を作って、自給自足の生活をしたいと
思っている。
お化けが出るとおとろしいので夢だけにしとこう。