雪だるま特急
前説
「国境の長いトンネルを抜けると。。。」で書き始めようと思ったが、
この状況では「町境の短いトンネルに入る前は。。。」になる。
書き出しとしてはインパクトに欠け、
いわゆる小説好きの心を掴むことが出来ない。
「漆黒の空が白み始める頃、俺はまだ深い眠りに落ちていた。
いつも鳴らない電話に起こされ、すぐさま車に飛び乗った。。。」
冒頭をこう書くと、何か緊急事態があったことを想像させ、
表紙にしようとしている写真とリンクする。
本のタイトルは、「横滑りはいかが?」がいいだろう。
しかしこれはブログであり小説ではない。
本編
翌朝は雪だるまが降るとの予報だった。
去年の大雪を思い出した。
http://ameblo.jp/isoyamasayaka7/entry-12121094638.html
寝る前に窓に貼り付き、雪の状況を蟹君(確認)し、
ちゃんと降ってたので安心して冷たい布団に入った。
緊張のためなかなか眠れず、布団に入ってすぐ爆睡した。
朝一で外を蟹君し、しっかり積もっていたのでわくわくした。
使い方は分からないがチェーンは車に積んである。
積雪は少ないがしっかり凍っていたので、
チェーンを着けようと思ったが、
寒いし、手が汚れるとおかぁーさんから
怒られるのでそのまま走った。
最大の理由は、新品のチェーンを使うとボロになるから。
町境の短いトンネルを抜けると入る前と同じだった。
登りは腰をうまく使って勢いを保ち、
すり切れたタイヤでホイルスピンしながら何とか登ったが、
峠を越えると急な下り坂である。
凍結した路面は摩擦抵抗が低く、タイヤと燃費に良い。
究極のエコ運転である。
適度な横滑りと縦滑りを繰り返し、
何の問題も無く会社に着いた。
昨日は一日中バイクで走り廻り、
夕方に車にワックスをかけたが
既にドロドロである。
またキレイにする楽しみが出来たと思った。
おまけ。
一人バックドロップの練習であれば成功。
私でもこれくらいの技なら出来ると思った。