ガス欠寸前 ※上品な人は見ないで下さい※

出張に行く前から薄々（髪の毛ではない）気づいていたが、

見て見ぬふりをした。

仕事が大好きなので今日も元気に出勤し、

帰りにお菓子をまとめ買いして車に戻った。

近所なので大丈夫だろうと思っていたが、

しっぱつする前にとりあえず何kg走れるかチャックした。

疲れて目がかすんでるのか2kgと見えた。

家までは15kgぐらいなので、

私の計算では何とかなると思った。

理論的な根拠は、タンクの容量にはバラツキがあり、

メーーターーの針がマイナス側に行っても、

まーーーだ余裕があるよーーに造ってあると、

おじぃーさんに聞いた事がない。

STAP細胞はありますと言い切れるか考え、

新春シャンションショーを繰り返し練習して

苦境に立たされた現実から逃避（頭皮ではない）した。

途中にガソソソスタンドは数件あるが、

ポイントが貯まる行きつけのスタンドまで、

あと10kgぐらいになった時、

こんな表示になったが、また気づかないふり作戦を実行した。

ポイントを取るかガス欠を取るかである。

お金はいっぱいあるので、当然ポイントを優先した。

下り坂はニュートラルにして重力で走り、

決してブレーキは踏まず、

カーブは出来るだけハンドルを切らず、

常におちりを浮かせて軽量化し、

時には激しく前後に腰を振って少しでも勢いを付けた。

名付けて「究極の貧乏神運転作戦」。

直線の向こうに出光の看板が見えたとき、

蓮の花に乗ったマリア様が見えた。

作戦が成功し、おそらく残量ギリギリギリでたどり着いた。

ガソソソは早めに入れた方がいい事が分かった。

おまけ。

長崎では伝統的な花火だが、

これも推進力になるので

いっぱい買って車に積んでおこうと思った。