写真
殆ど出番のなかったデジカメを、
最近になって使い始めたが、
なかなか思ったような写真が撮れず、
笑いながら苦しんでいる。
図書館から本を借りて読む。
これと言って目新しいことは書いてない。
分かってるつもり。
多分分かってる。
半分ぐらい分かってる。
繰り返して読むが、読んでしまったら、
すっかり忘れている。
分かるのと覚えるのは違うことが分かった。
知識として知っていても、
実践のときに忘れてると
役に立たないと思った。
本を読みながら写せば
いい写真が撮れるだろうか?
例えば左目で本を読みながら
右目はファインダーを覗く。
カメレオンになる必要があると思った。
右脳で構図を考えながら、
左脳で機能を考える。
アシュラ男爵になる必要があると思った。
私のレベルでは、露出がどうのこうのよりも
まずシャッターチャンスと構図の方が重要だと思う。
写真は引き算だと言われるが、
主役を引き立たせるための脇役も
必要なときがある。
その次に適正露出を目標にするほうがいいと思った。
全てに於いてバランスが重要なのだろう。
ハイテクを駆使しようとすれば
AUTOで撮ればいいということになる。
マニュアルだと失敗する可能性が高くなる。
機能が進化するのはいいことだが、
基本が分かってないと失敗する。
デジカメの性能が良くなったことで、
フォルム写真のように仕上がりを見て
泣くことが少なくなった。
これが技量の進歩の妨げになっている。
と言えばかっこいいが、実際は助かっている。
撮影会に行けば、フィルム+プリントで1万ぐらいかかるが、
デジカメで撮ってモニターで見れば無料。
リバーサルフィルムでの失敗を生かせればいいのだが、
殆ど覚えていないのが現実。
失敗の多くは、絞りを開放近くで使ったために
被写界深度が浅くなってピンボケの範囲が
広くなってしまったことにある。
しばらくは絞り優先でf5.6~8で使ってみようと思う。
会社の大先輩に、全身のバネを使って、
芸術作品を撮る人がいるので、
参考にすればいいことが分かった。