サイコロリング3 プロカメラマンの流儀
プロカメラマンの撮影現場に出くわした。
近寄りがたいオーロラを出していた。
ズームは使わず、足で前後に移動して
構図を決めている。
技術の枠(粋ではない)を集めた、
高度なズーム機能は使わない。
膝と腰と肘のバネを使って、ブレを吸収している。
特に重心位置と、後ろ足の角度が重要だという。
構図が決まり、シャッターチャンスをじっと待つ。
ここだという瞬間に、膝・腰・肘を一気に伸ばして、
奇声を発しながら勢いよく飛び上がってシャッターを切る。
ヘルメットは飾りではなく、横滑りして
転倒したときに、側頭部を強打しないための
保護具だという。
写った写真は、流石にプロの作品。
縦方向に流れている。
これだけ気合いを入れて撮影しても
ブレるのは、カメラが古いせいとのこと。
芸術は爆発だと思った。
一枚一枚を渾身の力を振り絞って
撮影する。
被写体が、看板であっても
妥協しないプロ塊。(魂ではない)
いい写真を撮るためには、
足腰を鍛える必要があることが分かった。