Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

RSVメンテ スターターリレー

 

スネたRSVに機嫌を直して貰うために、

お年玉をあげたが、自然治癒は無理だった。

 

このまま鉄くず屋さんに出すか、

修理して乗るか究極の選択だった。

 

そこで通信教育で習った技術者魂に火が着いた。

 

スターターリレーの横に、振るとカチャカチャ音がするのがあった。

 

パコチンの玉が入ってるのだろうと思っただけで元に戻した。

 

 

サイドカバーを外し、リレーの2次側から出る

太い電線をたどって行くと、スターターモーターに

繋がっているはずだったが、

フレームやシートレールが邪魔で見えない。

 

あっさり諦めた。

 

 

指があと10cm長ければ入るだろうが、

足のように長くないので無理。

 

 

別の所から攻めることにして、

リレー接点の抵抗を測った。

 

セルボタンを押して、電圧が印加されたときだけ

接点が引っ付いて、開放時は抵抗値が無限大に

あるはずなのに0.5Ωしかなかった。

 

 

睨んだ通りリレーが溶着しているみたいなので、

取り外して単独で測ってみると0.1Ωしかない。

 

 

まだ3年しか使っていない新品なのに

上がってしまって使えないバッテリーを

充電しながら仮の電源にした。

 

 

セルボタンを押さなくても、電源をチョン付けするだけで

セルモーターが反応した。

 

 

リレーのコイルに電力を供給するカプラーの

一次側の電圧を測った。

 

セルボタンを押したときだけ電圧が掛かったので、

その他の電気系統は無事と判断。

 

 

ついでなので、リレーのコイル抵抗も測ってみた。

 

4.3Ωだったが、判定する基準も分からないので、

ふーんと思った。

 

 

普通であればこの部品を新品に交換して直すだろう。

 

私は普通ではないので、これを分解する予定。

 

若しくは、夜中に頭に懐中電灯かロウソクを付け。

廃車されたバイクが積み上げられた山に登り、

呪文を唱えながら見つかるまで毎晩探す。

 

その光景が怖いと思った人は、

無料+元払いでリレーを送って欲しい。

 

そんなこんなで30分も出遅れたので、

急いで飛行機を飛ばし、バイクで山に出かけた。

 

 

林道ではなく農道をどんどん進み、

獣道になって、最後は行き止まりになった。

 

湿った落ち葉だらけの未舗装道路は、

1速全開でやっと登れるぐらいの急坂。。。

 

止まるとフロントブレーキだけでは全く役に立たず、

ギアを入れたままエンストさせて半クラッチでバックした。

 

長い足で支えたので助かったが、

短足のみなさんには無理な技だと思った。

 

RSVが復活したら再挑戦してみたいと思った。

 

 

最後はいつものアジトで夕陽を眺めた。

 

 

 

おまけ。

整備するときに、こんな助手が欲しいと思った。