Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

休日の朝



休日の朝はいつも早起きして
FMで大川隆法の説法を聴く。


幸福の科学に入ってる訳ではないが、
何とか幸福にあやかりたいと思っているのである。


同時に消防無線を聞いていると、
家から直線距離で150mぐらいのところで
事故があり、救急車が出動した。


その後救助工作車が出動した。


更に5分後、家の上空から風切り音が聞こえた。


ロフトでまんじりともせずFMを聴いていたが、
鉄格子のある窓から外を見ると、
ドクターヘリがホバリングしている。





着陸出来るところを探して旋回している。


コンパクトデジカメしか手元になく、
プロカメレオンらしく、ご立派な構図となった。






事故ポイントの真上付近でホバリングしている。


光学ズームが2.4倍しかなく、
ヘリがアップにならない。。。


隣のおっさんが、2階の窓から身を乗り出して
ブリッヂするような格好でヘリを見ていた。


私はロフトから鉄格子に顔を近づけて
ちょっと高い位置から偉そうに見ていた。


目が合った。。。

おっさんはブリッヂしたまま、
私は鉄格子を握ったままで、
「おはよーーございます!あはは~」
と、お互いに笑顔で挨拶。


その後おっさんは疾風のように素早く
自転車に乗って現場に駆けつけていた。


おっさんと言っても私より10歳も年下なので、
格の違いを見せつけるためにも
行きたい気持ちをぐっと抑え
タバコに火をつけた。。。


「ふっ ガキだな。。。」とつぶやいた。。。


俺も見に行きたいよーーーーーーーー!


長い足を駆使してロフトから飛び降り、
パジャマのままでサンダルを履いて全力疾走した。


物陰に隠れて様子を伺った。。。


小心者である。


「ふっ 野次馬どもめ。。。」とつぶやいた。。。


俺も近くで見たいよーーーーーーーー!


ただの通りすがりのふりをして
口笛を吹きながら近づいた。


心の葛藤は現実の行動として現れ
何ともこっ恥ずかしい結果となった。


電柱に軽トラがブレーキなしで
そのまま正面から突っ込んでいた。


救助工作車が油圧工具で車を
広げて、カッターで切断していた。。。


ドクターヘリで国立病院へ搬送。。。


安全第一だと思った。





朝からは晴れていたが、昼前から大雨となり
夕方には写真のような不思議な景色が見れた。


土砂降りなのに雲の隙間から太陽が見えていた。


晴れと雨の狭間。
トワイライトゾーンである。


17時からFMで日産安部礼司を聴き、
18時からテレビで世界遺産が始まると、
休みが終わり、現実に戻る瞬間なのである。。。


このトワイライトゾーンは何度経験しても
おいしくないと思った。。。