Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

近所の火事



夕方に地元の消防団が定例訓練をしていた。



長崎では、墓参りに行ったときや、
精霊流しのときに花火をするので、
火事になることがある。



食後の散歩で自転車に乗るが、
そのときに誰か花火をしていた。



風呂上がりに町内のサイレンが鳴ったので、
窓から外を見ると、道の向こうに
真っ黒い煙が上がっていた。



満月に近く、空も明るかったが、
しばらくして火柱と火の粉が見えた。



とんでもなく大きな花火だと思った。



国際救助隊の補欠隊員なので、
一眼レフを望遠レンズに付け替えて、
さっきまで乗っていた自転車で出動した。



車は近寄れなかったが、
自転車はOKだった。 はず。。。



消防団より先に駆けつけたのは、
日頃の訓練の成果だと思った。



怪我人がいないことを現場で確認し、
少し離れて写真を撮った。



近づくと、思ったより炎が熱く、
残り少ない眉毛が少し燃えた。



カメラを持っていたので、
見物人からインタビューを受けた。



緊張してたので、かたことの日本語で答えた。



あとで考えると、消防車よりも先に、
望遠レンズを付けた一眼レフを持って、
自転車で駆けつけて撮影していると、
放火犯だと思われないかと思った。



約1時間後に鎮火したが、
民家がほぼ全焼した。



夜に300ミリの暗い望遠レンズでは、
絞り開放でもシャッタースピードが3秒程度になり、
手持ちでブラさずに写すのは難しいことが分かった。 炎