Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

断水の恐怖 第二話 (非常に下品な内容なので、上品な人は読まないでください)

続き


前回までのあらすじ


どこにでもいる、足の長い普通のおじさんが
体験した災難のドキュメント映画である。


あらすじは書かなくても、前回の記事を
読んで貰った方がいいかも。。。


天に見放された主人公が、
断水し個室から出れなくなり、
救世主である水が入ったバケツを
取りに行くまでの、心理状態と
勇気を持った行動の中で学んだ
一部始終を克明に記録した
ドキュメントである。


ロックを解除したドアが開かないように
押さえながら考えた。
外から見るとロックの赤い表示箇所は
白になっているので、
鍵が閉まってないのに、なんでドアが
閉まってるのか、変だと気づかれたら
どうしようと思った。


コシマ作戦で耳に神経を集中しているので、
小用を足している人の息遣いや
量や勢いまで感じ取ることが出来た。


ため息をつきながら用を足す人。

終わったときにため息をつく人。

全身がブルブル震える人。

屁を出しながらうっうっと言う人。

ハレー彗星のように、ガスの尾を引きながら
駆け込んでくる人。

前立腺肥大なのか、なかなか出ない人。

それを個室のドアが開かないように押さえながら
息を殺して聞き耳を立ている人。



さまざまな人間模様だと思った。


社員の特性や健康状態を違う角度から
監視することも重要だと思った。


しかし一歩間違うと変態扱いされる
可能性があることも分かった。


つづく