Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

ソフトクリーム大会


この前の日曜日に、工業団地主催の
ソフトクリーム大会があった。


駐車場までは行ったものの
目の前の広場は、どう見ても
サッカーの試合だった。


最近のソフトクリームは、
足で蹴るようになったのかと思った。


同じく迷子になっていた同僚と一緒に
奥の方に行ったら、同時に4試合出来る
広場があった。


適当に応援し、お菓子、ノンアルコールビール
アイスクリームを大量に食べた。


寒い中でアイスクリーム5個を一気に食べた者もいた。


そのおかげで、一試合目は大差で勝った。


2試合目は、最強の対戦相手。


攻撃は3人で終わるが、守備が長い。


しかも、殆どの選手がビールを飲んでるので、
変にニコニコしている。


シーソーゲームの接戦で最終回の裏の
攻撃を迎え、急遽打順3人目に代打で
登場するように監督から指名された。


お菓子と弁当が目的なので、
スポーツをするのに適した服装だった。


バットを数回素振りしたら、背中に
変な痛みを感じた。


ルールは知らないが、ボールをバットで
タイミング良く打てばいいことは知っている。


野球中継を見たことがあるし、
タッチを読んだこともあるので、
だいたいのやり方は熟知している。


1人目アウト。
2人目ヒットで塁に出た。


最終回裏 1死1塁の場面。


4人目のバッターが、打順が回ってくるので、
慌ててニコニコしながら素振りを始めた。


これが、どんな大切な場面なのか知らないので
全く緊張感もなく、紐の緩んだ靴のまま打席に立った。


インコースの初球をフルスイング。




会心の当たりだった。


セカンド正面で、2塁ホースアウト。


1塁に剛速球を投げてバッターアウト。


ゲッツーと呼ばれる見事な奥義だった。


問題は、打つには打ったが、
走っていなかったので、
ゲームセットと言われてから
走り始め、2塁でアウトになった走者と
同じタイミングで1塁に着いた。


スローピッチのソフトクリームでは、
滅多に見られないゲッツーだと感心された。


4人目のバッターは素振りだけで終わった。


私の大活躍もあり、見事な幕切れで、
結果は1対15の僅差で負けた。


ソフトクリーム大会に出るときは、
ルールの勉強と、それなりの
服装をした方がいいことが分かった。