花火
私のアジトである、家のロフトの小窓から
正面に見えるところで突然花火が上がった。
夜の7時に、音だけの花火が数発上がり、
地元の祭りの終わりを知らせてるんだと思っていた。
しかし、その合図にしては何発も上がっている。
もしかして開戦かと思った。
携帯のカメラで撮影したが、なかなか難しい。
滅多に使わない一眼を持ち出したが、
バッテリーマークが点滅していた。
あうあう言いながら、もう一台のカメラを準備した。
前日の夜に、寒くてよく寝れなかったのと、
風邪薬を飲んでいたので、スイマーに襲われていた。
ボケた頭で設定をあーだこーだしているうちに、
花火が途切れた。
終わったと思って片づけていたら、また上がった。
てきとーにシャッターを切った。
オリンパスのソフトで取り込むと
モードやシャッタースピードなどの情報が
全て表示されるので便利。
シャッタースピード4秒で撮影。
ブレブレだが、雰囲気は出ている。
これも4秒。
3.2秒。
これは、何だか分からない物体になった。
1.2秒。
1/10秒。
1/20秒。
1/20秒。
下に屋根が写っているので分かるように、
至近距離に打ち上げ場所があり、
音で家がビリビリ響いていた。
焦点距離は50ミリ前後でもはみ出すので、
40ミリ前後で撮影した。
迫力はあるが、余りにも民家に近すぎるような気がした。
カメラの電池は、ときどき残量を見た方がいいことと、
いろいろ設定を考える前に写した方がいいことが分かった。