Thunderbirdの日記

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CBR250R MC19


CBR250R MC19 水冷4気筒16バルブ。


レッドゾーンは18000rpm。


出力45ps。


バイク屋ではなく、ホンダの車の販売店で新車を買った。


テールランプ周りのデザインが一番気に入っていた。


気筒あたり62ccの小さなピストンが4個、
シャカシャカいごいてることを感じながら走る。


NSR250程のおもしろさはなかったが、
カムギヤトレインなど、メカニズム的にハイテクだった。


コンロッドやカム受けの材質など、
レーサーにしか使わないような物が組み込まれていた。


おそらく、作るだけ赤字のバイクだったと思う。


低速では非常にマイルドな特性で、
12000rpmぐらいから緩やかにパワーバンドに入る。


一気に吹き上がる感じはないが、
異音もなく、とてもバランス良く回るエンジンだった。


エンジン音は独特の音質で、
うるさいと感じる人もいたと思う。


レプリカの雰囲気を味わえる音質だった。


必殺磨き人の私には、プラスティック部品が多く、
楽しみが少なかった。


フロントタイヤは小径のスリック。


切り返しが軽く、ワインディングでは有利だった。


写真のように、下りコーナーにフルブレーキ近くでの進入でも滑らない。


5角断面のアルミフレームは、強度がありねじれに強いが、
フロントフォークの剛性が頼りなかった。


リア加重で曲がるタイプ。


あまりバイク経験のない人には、曲がりにくかったかもしれない。


峠の登りで遊ぶにはパワー不足だったが、
大観峰から大津までの下りは、150~190kmでの
低速クルージングが出来、大型車より速かった。


当時は、1年も乗ると錆なしの無転倒傷なしでも
下取りは二束三文だった。


もったいないことをしたことが分かった。