Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

CB750FC インテグラ



ルノーマル

私には乗りやすく、一番愛着のあるバイクだった。

必殺磨き人だったので、錆なし傷なし無転倒を8000km走ったときに
20万で売却。

今考えると、非常にもったいないことをしたと思う。

いろんな恐ろしい思い出を作ってくれた。

夜に、リミッターカットした最高速付近で、カブトムシがヘルメットのシールドにあたり、
バットで殴られたような衝撃を受けたことがある。
何が起きたか分からなかったが、転倒することなく停止出来た。
カブトムシの足だけが割れたシールドに残っていた。
ノーヘルだったら鼻の穴に入っていたかもしれない。

フルバンク中にワダチで、ハンドルストッパーの端から端まで当たるくらいに
車体ごと振られたこともあった。
全開のままでフロントを浮かし気味にしてたので、奇跡的に安定して難を逃れた。
その後ステアリングダンパーを取り付けた。
不安定になったときは、いかなる時もスロットルを戻したら危ないと思った。

アクセルターンやマックスターンも、このバイクで出来るようになった。
8000kmしか走ってないのに、タイヤは3本使った。
当時は、庶民のTT100か貴族のピレリ ゴードンが流行っていた。
フロントにピレリ、リアにTT100を付けて、パワースライドさせて遊んでいた。
逆に今のような高性能タイヤでは、難しい技かもしれない。

当時を知ってる人から、生きているのが不思議だと言われる。
自分でもそう思う。

最高速付近でフルバンクでのヨーイングが気になったが、動力性能が弱い分
乗りやすいバイクだった。