Thunderbirdの日記

桜梅桃李 鏡花水月

とーきょー出張


都会から田舎に出張に行った。


飛行機はもちろんドレミファエアーの貨物室。


長崎は土砂降りで、だんだん天気が良くなった。


駅まで子分達3人がベンツで迎えに来てくれた。


後部座席に座ると意外と狭く、
長い足が前のシートに当たった。


もったいないのでご飯も食べず目的地に向かい、
外に出てよく見ると軽のレンタカーだった。
(月3万円のボロボロ)

雲行きが怪しくなって来たので、
急いで仕事を済ませようと適当に頑張った。


蒸し暑く喉が渇いたが周りには店も自販機も無い。


日陰も無くダイヤモンドのような汗が流れた。


着慣れた高級スーツはとても暑く、
パンツ一丁になりたかったが、
お客さんがいたのでポーカーフェイスで
話をした。


目は明後日を見つめ、
話の内容は全くかみ合ってなかった。


素晴らしい打ち合わせになったが、
自分の仕事はしっかりこなし、
出来映えを確認して貰ってOKとなった。



都会で育ったので、気温20~23度で
湿度は45~50%以外では
すぐに体力を消耗するのである。



7ヶ月に渡る工事が終わったので、
夜は打ち上げだった。


飲めないビールを舐め、ウイスキーコークを舐め、
カラオケで大きく音程を外し、
知らない人の歌に大声で点数を付け、
実に素晴らしい宴会だった。


関東鉄道でホテルに帰り、
頭から風呂に入って寝た。



翌日は雨だった。


行くとこ行くとこ雨ばっかりなので、
とても嬉しかった。


関東の水不足に役に立ったと思った。



年寄りなので、電車の優先席に座った。


前には20歳ぐらいのおねーさんが座っていた。


ミニで足を広げて寝ない方がいいと思ったが、
視線と心は連動しなかった。
(田舎者丸出し)

そこまでは良くあること。


終点の秋葉原に着いて目を覚まし、
薄い生地のミニワンピースのおねーさんは、
立ち上がってリュックを背負った。


そこで素晴らしい出来事があり、
だいたいビックリした。


つづく




続き


リュックがワンピースのどこかに引っかかり、
ミニスカートの右側が上に上がったままになった。


おパンツ丸見え。


しばらく後ろを歩いたが、周りの人も
じろじろ見ている。


ここで正義の味方スケベ心が全開となった。


長い足で必死に歩いておねーさんに追いつき
「リュックに引っかかってますよ」と教えた。


初恋なのか、顔が真っ赤になったが、
ちゃんとお礼を言ってくれた。


空港に着いて搭乗口に行った。


飛行機の調子が悪く、整備中とのことで
出発が遅れた。


別の飛行機に変えると思っていたら、
応急処置でそのまま飛ぶことになった。


またかよと思った。



35分遅れで出発。


良い天気なので水しぶきがすごかった。


右側が雲仙岳の裾野で
右側に干拓道路が見える。


大雨続きで堤防の内側は
茶色になっていた。



アジトの上空で旋回。


いつも下から口を開けて見上げているが、
このときは口を閉めて上から見下ろしてやった。


空港からそのまま会社に向かい、
二日目の昼飯抜きだった。


暑いところに行くときは、
飲み物を持って行き、
ご飯も食べた方がいいことが分かった。


来週は横浜に行きますよーー!